お守りの適切な処分法!他の神社のものも平気?自宅ゴミ箱への廃棄に潜むタブーとは?

数々の人々が身の回りに携え、災難を免れるために頼りとしている神社のお守りは、いつしかどう取り扱うべきか悩む方もいるでしょう。お守りを適切に処理することは、その功徳をきちんと終えさせる上で重要です。

ここでは、お守りの正しい処分方法について丁寧にご説明します。

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お守りの適切な処分方法について

多くの方が、使い古されたお守りをどう処分すべきかで悩まれることがあるでしょう。単に捨てるだけでは何となく心が引けるものです。

このような時に知っておきたい、正しい処分の手順についてご説明いたします。

お守りの期限について

皆さんはお守りをどう扱っていますか?その有効期限というものは一体存在するのでしょうか。

日常生活で持ち歩くお守りについてですが、正式に決まった有効期限はないとされています。

ただし、習慣としてお守りは一年ごとに新たにお祈りをしてもらい、前年のものは感謝と共に返納するという風習があります。

お守りの正しい処分の仕方

お守りは、所定の期間、例えば1年が経過した後に、そのお守りを授かった神社やお寺に返納するのが一般的な慣わしです。

参拝の際には、返納する場所が設けられていることがよくありますので、以下のポイントに従ってお守りを納めるようにしてください。

  • 古札納所
  • 古神札納所

ただし、神社や寺院の大きさによっては、お正月の時期にのみ返納場所が用意されている場合もあるため、事前に確認することが重要です。

なお、神社で授かったお守りを寺院に返したり、寺院で授かったお守りを神社に返したりするのは避けなければなりません。

神社由来のお守りは神社に、寺院由来のお守りは寺院にそれぞれ返納しましょう。

異なる神社のお守りをどのように処分すべきか

お守りを処分する時、様々な神社や寺院からいただいたものがあるとどのように処理すればよいのか迷うことがあります。毎年同じ場所を訪れて旧いお守りを返し、新たなものを受け取る習慣がありますが、異なる場所からのお守りの場合の扱いが分かりにくいことも。

調べた結果、異なる神社や寺院のお守りであっても、問題なく納めることが可能であるということが分かりました。大事なのは、持っていた期間の感謝の気持ちを表しながら丁寧に返すことです。

元々の神社や寺院に戻して、参拝の際に感謝の言葉を伝えるのが望ましいです。また、どうすべきか具体的な方法がわからない時は、地域で行われるどんど焼きに参加して、そこでお焚き上げを行うのが良いでしょう。

どんど焼きとは?

どんど焼きは、小正月に実施される代表的な火まつりです。年始に奉納した装飾品や筆初め、そして達磨等を一堂に集め焚き上げることにより、年神さまを火と共に送り出すという意味が込められています。

※地方により呼び名は異なることがあります。

どんど焼きで焼かれる対象は以下の通りです。

  • 門松
  • 松飾り
  • しめ縄
  • 破魔矢
  • 神札
  • 御守り
  • 筆初め
  • 熨斗袋
  • 達磨

自宅でのお守りの処理方法

お守りは通常、神社や寺院にて納められるべきですが、万が一自宅で処分する事態になった場合、適切な方法を心がけましょう。直接のゴミ箱への捨ては避け、以下の手続きを行いましょう。

処分に必要なアイテム:

  • 半紙
  • 粗塩

処理の流れ

  • 半紙を広げ、そこにお守りをのせる。
  • 感謝の気持ちを込めて、お守りに粗塩をふりかける。
  • 半紙で包み、可燃ごみとして処分する。

しかしながら、お守りはあなたを護るためのものですので、可能であれば神社や寺院への納めが推奨されます。

年始の初詣の際に返納する、近くで行われるどんど焼きに参加する方法がお勧めです。

どんど焼きが行われていない地域、またはタイミングが合わない場合でも、休日を利用して神社や寺院にお参りに行き、納めるという選択肢もございます。

後記

御守りを賜る際は、自らが守られたい瞬間や、ある希望を達成させたいと願う時に違いありません。その祈りが神の御前に届き、叶えられた証しなのですから、感謝の心を決して忘れてはなりません。

礼を尽くすべく、御守りを適切に奉還することが肝要となります。

簡易に頂ける御守りであっても軽んじてはならず、返す時まで慎重に保管することが要されます。