幸運を招くお賽銭の金額とは?おすすめの額と避けるべき額

年の始まりに神社を訪れる初詣は、日本の伝統的な風習の一つです。

多くの人が新しい年の無事と幸運を祈願するため、神社にお参りします。

このときに奉納するお賽銭には、感謝や願いを込める意味合いがあるのです。

スポンサーリンク

\ 0と5のつく日は楽天カードがオトク!/ 新春ポイント祭りにエントリー!

お賽銭の適切な金額とは

お賽銭の金額には定めが無く、参拝者の気持ちが最も重要です。しかし、いくら奉納するかに頭を悩ませる方も少なくないでしょう。

一般的には、自身の経済状況に合わせた金額を選ぶことが大切です。

縁起の良いお賽銭の金額

日本には語呂合わせで縁起の良い金額を選ぶ習慣があります。

例えば、「五円」は「ご縁」に通じるとして、良縁や人間関係の良好を願う意味で奉納されることが多いです。

避けるべきお賽銭の金額

逆に縁起の悪い金額も存在し、注意が必要です。

「四十九円」は「死にくる」という不吉な読み方ができるため、避けた方が良いでしょう。

お賽銭は心からの感謝や願いを形にするものです。金額は個々人の意志と状況に応じて選ぶことが大切であり、神様はその心を見てくださいます。

新しい年の願いを込めて、心のこもったお賽銭を奉納してください。

お賽銭の意味とは?

お賽銭とは、いったいどのような意義を持っているのでしょうか。

お賽銭の意義について

神様に願い事を叶えてもらうための対価とされることもあるお賽銭ですが、その本来の意味は違います。

本来、お賽銭は願いが成就した際の謝意や日頃の感謝の心を示すために捧げられるものです。「賽」という文字には、神仏に感謝の念を伝えに行くという意味が込められており、神聖な行為の一環です。

また、お賽銭には汚れや災いを取り除くとされる信仰も存在し、投げ入れる金銭自体が持つ清浄化のパワーによって、己を浄化するという側面もあります。

加えて、賽銭箱への硬貨の投入音が罪や汚れを清めるとする説もあり、その音にも特別な意味があるとされています。

お賽銭の始まりと変遷

お賽銭はもともと、神々にお米を撒く「散米」という形や、水で洗った米を白い紙に包んでささげる「おひねり」の形で奉納されていました。

しかし、中世の時代に入り、貨幣経済が広まり始めると、多くの人々に参拝が広まるにつれ、物理的な金銭を捧げる習慣へと変化しました。

お賽銭の金額について

お参りの際に捧げるお賽銭に明確なルールは存在しません。その瞬間の感覚で適切だと思う金額を捧げるのが望ましいです。

また、祈願の内容に応じて金額を変えるという考えもあり、それにより次のような選択がされることがあります。

  • 大きな願い事:より高額なお賽銭
  • 小さな願い事:それに見合った金額

だれでも簡単な感謝や願いを神様に伝えることができますが、金額の多寡よりも、どれだけの心を込めて奉納するかが大切とされています。

お賽銭の縁起の良い金額とは

お賽銭を投げる際には、「ご縁がありますように」という想いを込め、5円玉をおこなう方もいます。日本には、お賽銭に際し金額に関する特有の文化が存在し、語呂合わせで縁起をかつぐ習慣があるのです。

どの額面が良縁につながるか、詳細に説明いたします。

5円:「ご縁がありますように」と祈ります。

10円(5円2枚):「重ね重ねご縁がありますように」と願います。

15円:「十分ご縁がありますように」と期待します。

20円(5円4枚):「よいご縁がありますように」と願うものです。

25円:「二重にご縁がありますように」と祈る金額です。

35円:「再三ご縁がありますように」と願っています。

40円(5円8枚):「末広がりにご縁がありますように」と祈ります。

45円:「始終ご縁がありますように」と願う金額です。

50円:「五重の縁がありますように」と祈ります。

55円:「いつでもご縁がありますように」と願っています。

105円:「十分にご縁がありますように」と祈ります。

115円:「いいご縁がありますように」と願う金額です。

125円:「十二分にご縁がありますように」と期待します。

また、1万円は円満な関係の象徴とされ、21円や31円は割り切れない数であることから、恋愛や夫婦関係の持続を願っています。

穴のある硬貨(5円や50円)が縁起がいいとされるのは、ご縁を象徴し、また未来が明るいことを意味するとされます。

しかし、穴のない硬貨を使うのも全く問題はありません。

縁起の悪いお賽銭とは

多くの人々が注意する縁起の悪いお賽銭の金額には、語呂を基にした以下のような例が存在します。

65円には「六なし五縁がない」という意味が含まれ、「良くない縁」を連想させるため避けられる傾向にあります。

次いで、75円では「七無し五縁もない」と解釈され、結びつきが一切ない状態を指し示しているとされています。

85円は「八やっぱり五縁がない」として、あきらめの気持ちが感じられる金額となっております。

95円も「九これでも五縁がない」と読むことができ、縁が全く見つからないという不吉な意味合いを持っており、適さないとされています。

大きな額である500円についても、「五これ以上効果(硬貨)がない」とされ、これ以上の良い効果は期待できないという意味を含んでいます。

一般の10円も「遠縁」と聞こえることから、遠く離れた関係を象徴するとして、多くの人が控える風潮にあります。

これらの金額は、神聖な場所におけるお賽銭としては好ましくないとされており、運を担ぐ意味でも留意が求められます。

エピローグ:お賽銭に込められた心

私たちが普段何気なく行っているお賽銭には特別な意味があります。その意義や金額の目安をお伝えしました。

特に紙幣を捧げるときは、清らかな白い封筒に納めるのが一般的です。

賽銭箱へは、いたずらに投げ入れるのではなく、敬意を表してそっと納めるのが良いでしょう。

初詣などで多くの人で賑わう神社を訪れる際も、心からの敬意をもって行動することが大切です。