PS5 PROは品薄が続くかも?長くはなさそうです。

プレイステーション5 PROは、プレイステーション5の上位モデルとして、2024年11月に発売予定のゲーム機です。

予約開始後、すぐに品切れが発生するなど、「最近のゲーム機ではお馴染みの状況」が続いています。このため、多くの人が欲しいにも関わらず入手できない状況に悩んでいることでしょう。また、同じような事態に「またこれか」と感じている方も少なくないかもしれません。

しかし、プレイステーション5 PROの品薄状態は、以前のPS5の時に見られたような長期化は「ほぼ確実にあり得ない」と言われています。特に異常事態が発生しない限り、比較的早期に在庫が充足される見込みです。

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「新ハード」ではなく、マイナーチェンジ版

PS5 PROは、新ハードではなくマイナーチェンジ版と位置付けられています。

PS4からPS4 PROや、Nintendo Switchの有機ELモデル、Newニンテンドー3DSなどと同様のカテゴリに属しており、完全に新しいゲーム機とは異なる点を理解することが大切です。

また、PS5 PRO専用のソフトウェアは存在せず、PS5で動作するゲームはPS5 PROでもそのまま楽しむことができます。このため、マイナーチェンジ版のハードには、PS5のような品薄が長期化する傾向が少ないため、品薄状態が長期化することは期待されません。

さらに、以下で述べられている理由により、PS5 PROの場合は品薄が長期化する可能性が低く、購入に際して慌てる必要はありません。

PS5の時と状況が違う

PS5の品薄は2020年に発売されてから、2023年のはじめごろまで品薄が慢性化するという「異常事態」が起きました。

ただ、私はPS5の時にも「品薄は長期化しない」と書いた通り、「本来は」品薄は長期化しない可能性が高かったですし、PS5の品薄の長期化は「発売タイミングの運が悪かった」というのが最大の要因の一つとなります。

それが、2020年から発生していた感染症の拡大や、その後の世界的な社会情勢が不安定になった点ですね。

こういった点が原因となり、特に感染症拡大の方は影響が大きく、製造が思うようにできなかったことも、品薄の元凶となりました。また、転売行為がそれまでのゲーム機よりもさらに膨れ上がってしまったこともあり、まだPS5の時点では「転売がそこまで酷く行われるとはメーカーも想定していなかった」一面もあるのは確かです。

ただ、PS5で手痛い打撃を受けたことで、ゲーム業界全体も「転売の恐ろしさ」を改めて認識したのが現状で、「転売」に対する認識がPS5発売当時とは変化しているであろうこと、感染症の拡大などはひと段落していることから、PS5発売当時とは「条件が違う」状態です。

また、別の感染症拡大などが起きれば分かりませんが、そういう「予測外の出来事」が起きない限りは、PS5PROが同じように品薄になり続けることはないでしょう。

購入層が非常に限られる

PS5 PROは、購入層の非常に限られるハードです。というのも価格が約12万円と、ゲーム機の価格を飛び越えた価格であり、購入する人は多くはありません。

ただ、ゲーム業界全体の傾向として「コア層向けの商品ほど、発売直後に売れやすい」という傾向があり、PROも発売直後に関しては品薄が発生すると考えられます(実際に予約も既に終了しているところも多いです)。

が、逆にコア層向けの商品であればあるほど、「発売日以降の売上は急降下しやすい」傾向にあり、(例えばプレステ系の新作は比較的発売直後の売上比率が高く、逆に任天堂系の新作はジワジワ売れ続けることが多い)PS5 PROもこの傾向が強く出ると考えられます。

12万円のハードともなると「最初に飛びつくコア層」と「眼中にない層」に極端に分かれる可能性が高く、最初に買う人、最初に買いたかったけど買えなかった人…このユーザーに行き渡れば、売り上げペースはかなり鈍化すると考えられます。

実際にPS4 PROもPS4(通常)よりも毎週の売り上げが低かったことを考えると、PS5 PROも「発売直後の波」さえ落ち着けば、毎週数千台レベルのゆったりした売り上げになると考えられるため、品薄はこの時点で解消されます。

最初に飛びつくユーザーが多い商品なので、発売直後は「品薄で大ヒット!」みたいに感じると思いますが、それは長続きせず、早い段階で落ち着く可能性が高いです。需要としては、そんなに高い商品ではありません。

「PS5」ソフトを遊べる唯一のハードではない

PS5の時期には、「PS5でしか遊べないソフト」が一定数存在していましたが、その他の選択肢は実質的になかったのです。

しかし、PS5 PROの場合は状況が異なります。通常のPS5も存在するため、「他に選択肢がある」状態です。このため、PS5 PROを無理に購入する必要はありませんし、多くの一般ユーザーは通常モデルを選ぶと予想されます。

その結果、転売業者にとってもPS5 PROを大量に購入することはあまり意味がありません。選択肢として「通常のPS5を購入すれば良い」と考える人が多いため、特に転売市場では発売直後以外は狙われにくい商品であると言えます。

選択肢が存在する以上、品薄状態が長続きする可能性も低いのです。

転売に適さない商品

発売直後は転売も出てくるかもしれませんが、PS5 PROはそもそも転売には向いていません。

初めに、12万円という高額な価格設定は、転売業者にとってリスクが高すぎると言えます。また、発売直後以外での需要が見込めるかと問われれば、答えは厳しいものとなります。PS5と比べ、実際にこの製品を欲しいと感じるユーザーの数は限定されています。

さらに、PROがなければPS5でも良いと考える消費者もいるでしょう。既にPS5は市場に十分に流通しており、前述したように、PROを大量に購入しても大きな意味を成さないと言えます。

このような観点から、転売行為はPS5 PROの場合、持続することなく、発売直後の一時的な現象として収束していくと考えられます。

遊ぶ目的ならそこまで拘らなくても大丈夫

どうしてもPROがいいと言う人や、PS5 PRO!と言われただけで、全ての違いを答えられる人、コアなユーザーの方などは除き、PS5は”PRO”にそこまで拘らなくても、そもそもの話、大丈夫です。

ないとは思いますが、よく分からないまま”PROの方がいいのかな?”と思っているぐらいの感じであれば、通常のPS5で十分に高性能を実感できると思いますし、わざわざPROは選ばなくても大丈夫です。

考え方としては”かなりこだわりが強い方向け”の、いわばマニア向けのモデルになりますので、特にそこまで拘りがない、ということであれば通常のPS5の方で十分に楽しむことができます。

特に”今までPS4やSwitchで満足していた”というユーザーの方であればPS5でも、少なくともグラフィック面などは圧倒的な違いを感じられるはずですので、PROを選ばなくても大丈夫です。

また、拘りが薄い人や、お使いのテレビがそこまで大きくない人などに関してはPROを買っても”そもそもあまり違いを実感できない”場合もあるので、この点はよく考えて決断していきましょう。

まとめ

プレイステーション5 PROは、その商品のターゲット層から、「最初は爆発的に売れて」、以降はかなりスローペースでの売上推移になると考えられます。

商品の特性上からも、転売には狙われにくく、また、上位モデルでしかない点からも、何か余程の事態が起きない限りは、品薄が長期化する可能性は低いです。