秋といえば、美味しい秋刀魚の塩焼きが思い浮かびますが、時々焼いている最中に内臓が溶けてしまうことがあります。通常は起こらないため、初めての経験では驚くことでしょう。
そんな時に、溶けた内臓を含めて食べても大丈夫なのか、気になる人もいるはずです。
焼き秋刀魚で内臓が溶ける現象とその理由、また安全性について深掘りしていきましょう。
焼いた際に内臓がとけたサンマは食べられるか
サンマを料理するとき、たまに内臓がとけることがあります。見た目が悪いため、食べても安全か気になることもあるでしょう。
しかし、サンマが全体的に適切に焼けて、中心までしっかりと熱が通っていれば、食べても問題はありません。
調理の際は、グリルまたはフライパンでだいたい200度の高い温度で熱を加えます。この温度での調理をすることにより、サンマの中にいる寄生虫やバクテリアは死にます。
中火から強火でしっかり焼けば、食べても体に害はないとされています。内臓がとけてしまったサンマでも、他の部位がきちんと加熱されているなら、安心して食べられます。
とけた内臓は除いてから召し上がることをおすすめします。
土井せんせ!
うちで焼いたのと全然違う!
なにこれ、ワイのさんま見てよ!
内臓側半身…溶けた……#秋刀魚#食欲の秋 ちゃう。食欲わかん https://t.co/Cr7sN8qd4k pic.twitter.com/4kTkiFQ9Md— 裏野さぶ次郎 (@ny_fep) September 29, 2021
焼き秋刀魚の内臓溶けの原因
焼くときに秋刀魚の内臓が溶けるのは、多くの場合、鮮度が下がっているからです。
魚は内臓から品質が悪くなりがちです。売られている魚は、内臓を取って切り身になっていることがよくあります。しかし、塩で焼くときなどには、秋刀魚がそのままの形で出されることもあり、その内臓が残されています。
鮮度が落ちた秋刀魚の内臓は、熱を加えると溶けやすくなります。特に、脂が多い魚である秋刀魚は新鮮さがすぐに落ちて、食べる味を悪くすることもありますから、買ったら早く料理するように勧められています。
内臓が溶けるのは、鮮度が悪い証拠とされており、美味しい秋刀魚を求める時には、新しい魚を選ぶほうがいいです。
次に、新鮮な秋刀魚の見分け方を紹介します。
さんまやっぱり鮮度悪かったみたいで残りの2本も内蔵溶けてなくなった。一昨日はそのまま焼いたから臭い内臓を全身に纏ってしまったけど、昨日は臭いのを拭き取ってホイルを交換して残りの内蔵を除去したのでまあまあ食べられた。
お店は鮮度落ちてるのわかって売ってたと思う…。安すぎのは買わない!— 旭 (@mamimumemoppet) August 31, 2023
秋刀魚の新鮮さを見極めるコツ
新鮮な秋刀魚を見極めるためには、いくつかの重要なポイントがあります。これらをしっかりとチェックすることで、質の良い秋刀魚を選ぶことが可能です。
秋刀魚の目の新鮮さの見分け方
新鮮な秋刀魚は、目の白目の部分がきれいに透明であることが特徴です。しかし、鮮度が下がると白目がくもり、白くなってしまいます。
秋刀魚の目は大きくてわかりやすいため、これを見ると新鮮かどうかよく分かります。
口先の色
新鮮な秋刭魚の口は、鮮明な黄色をしていて、これが新鮮さのいいしるしです。しかし、鮮度が落ちると、口が茶色や赤色に変わることがあります。
おなかの張りとつや
新しいサンマは、おなかが膨らんでいて、体全体に張りとつやがあります。しかし、おなかがしぼんでつやがないサンマは、新鮮でないかもしれません。
腹部が膨らんでいて、張りとつやのあるサンマを選ぶようにしましょう。
焼き秋刀魚の内臓の変化について
秋刀魚を焼く際に内臓が溶け出す現象は、魚の鮮度が下がり内臓部分の質が劣化していることが原因です。
内臓の部分だけが溶けていても、他の肉質が良い状態で焼き上がっていれば食べても問題ありません。
鮮度の高い秋刀魚を選ぶ際には、目や口の色、お腹の膨らみ具合に気を付けましょう。目の周りが透き通っていて、口元が鮮明な黄色、お腹がふっくらとしていてツヤがあると新鮮です。
内臓が溶けるのは鮮度が落ちる兆候のひとつで、食べる上で害はありませんが、味わいが損なわれる恐れがあります。
内臓部分が溶けてしまった場合、その部位を取り除いて、残りの部分を食べることができますが、見た目が良い状態ではなくなります。
よって、秋刀魚を選ぶ際は、新鮮なものを見極め、買ったら速やかに調理して味わうことが推奨されます。