皆様が年賀状をどのようなタイミングで廃棄するか、戸惑いを感じた経験はございませんか？
電子メールやソーシャルメディアが浸透している今日ではありますが、紙の年賀状が届くとそれはそれは嬉しいものです。
今回は、年賀状の適切な処分について触れてまいります。
風水ではどのように処分すれば運気が向上するのか、いつまで保持すべきなのか、またどのように廃棄すればよいのか、気になるポイントを詳しくご説明します。
年賀状の廃棄のタイミングとは
年賀状を廃棄する際の一般的な目安とされているのは、２〜３年程度保管した後とされています。
そもそもなぜ多くの人が年賀状を数年間取っておくのでしょうか。調査した結果、次のような理由が挙げられました。
- 親しい人からの贈り物として大切にしたいため
- 記憶として残したい、特に写真が添えられた年賀状において
- 過去２〜３年間の送り手や送られなくなった方の変遷が把握しやすいため
- 営業活動など職務上の利用
- 何かを調べる必要が生じた際に、住所を確認できるため
- 結婚相手やお子様のお名前を覚えておくため
こうした様々な理由から、数年保管することが推奨されていますが、実際には年賀状を保管する期間や廃棄するタイミングに明確なルールはありません。
したがって、その年の内に処理する方もいれば、より長く取っておく方もいます。廃棄のタイミングは個々の状況や生活様式によって変わりますので、それに合わせて柔軟に対応することが肝心です。
しかしながら、安心感を得るためにも、いくつかの年賀状は保存しておくことが推奨されるかもしれません。
年賀状を捨てるタイミングが分からなくて軽く10年分あるんだけど、
世間様はどうなんだろ？
2〜3年が妥当かしら— まき(さかまき) (@makiko_1020) January 16, 2022
年賀状の処分が運気向上につながる？
風水においては、春分を迎える前に年賀状を処分することで運気が向上するとされています。なぜこのように言われるのかというと、風水学によると、古い年賀状を持ち続けることで以下のような影響が考えられるためです。
- 運気が低下する
- 発展や仕事の運が滞る
風水では、万物において「気」が宿り、存在するという考えがあります。特に、紙には「木」の属性があるとされ、木は成長や発展を象徴します。また、新しいものには陽の気が、古いものには陰の気が宿るという考え方です。
従って、年賀状を保管し続けることで以下のことが起こり得るわけです。
- 保管された年賀状からの陰の気が新しい好運を遮る原因になる
- 年賀状に宿る「木」の属性により、今後の成長や仕事の運気が阻害される
それに加えて、春分は新しいことを始めるのに適した日とされているため、春分までに年賀状を処分することが良いと考えられています。例えば、2025年の春分の日は3月20日の木曜日に設定されています。春分までに年賀状を処分したいと考えている方は、この情報を参考にしてください。
古い手紙(主に年賀状)って何年くらい経ったら捨てるものなの？
捨てるタイミングわからなくてずっと取ってたので整理しようとしたら小学校時代の物と思われるのが出てきたよ😅
— sherry (@sherrygirlz) February 26, 2021
年賀状の適切な処分方法について
年賀状の廃棄に特定の規定は存在せず、原則として自治体の可燃ゴミ収集日に出すことが可能です。一方で、古紙を回収している施設へ持ち込むこともできます。しかし、年賀状には個人情報が含まれており、廃棄する際には注意が必要です。
安全に廃棄するための工夫としては以下の方法が考えられます：
- シュレッダーを使用する
- ハサミで細かく切断する
- 油性ペンや個人情報を隠すスタンプ等で情報を塗りつぶす
- ガムテープで年賀状を巻きつける
ガムテープを使う方法は、数枚から数十枚の年賀状をまとめ、重ねた状態でガムテープを何重にも巻きつけることで、内容が識別できないようにする手法です。また、年賀状の束の側面に接着剤を塗ってからガムテープで巻くと、さらに分解が困難になります。
自身に適した方法を選んで処理を行ってください。ただし、郵便局では年賀状の回収を行っていないため、自己責任での処理を心がけましょう。
年賀状の処理前に実行すべき3つのステップ
年賀状を片付ける前に、将来のコミュニケーションをスムーズにするために行うべきことがあります。以下の3つのステップを踏んでおくと、後々役立つでしょう。
宛先の住所を記録しておく
まず、届いた年賀状に書かれている宛先の住所を控えておきましょう。次の年に向けて住所録を更新するのに便利です。現代技術を活用すれば、スマートフォンのカメラで撮影するかスキャンしてデータベースに取り込むことができます。
相手の家族構成をメモしておく
相手が結婚していたり、配偶者やお子さんの名前を新たに記載していたりする場合、これらの情報を控えておくのが良いでしょう。今後のやり取りで参考になります。
お年玉付き年賀はがきの当選確認
送られてきた年賀状には、お年玉付きの抽選があります。慌ただしさに紛れて見逃してしまわないよう、ぜひチェックを忘れずに行いましょう。
これら3点は手間がかかるかもしれませんが、大切な人との関係を維持するためにも、必要な情報を選び出して取っておくことをお勧めします。後悔しないよう、特にお年玉付き年賀はがきの当選確認は忘れないようにしましょう。
年賀状の処分時期についての要約
今回は年賀状の処分時期に関する情報をご紹介しました。一般的には2〜3年の保管後に処分することが推奨されており、春分の日までに片付けると風水的にも良いとされています。しかし、年賀状の処分方法に厳格なルールは存在しないため、個人情報の取り扱いに留意しつつ、ご自身に合ったタイミングでの処分が適切です。
デジタルコミュニケーションの影響で年賀状の交換が少なくなってきている昨今、それでも届けられる年賀状には送り手の心が込められていることでしょう。清掃や整理整頓と同様に、年賀状の処分も生活の中で大切に行うべき作業のひとつです。これに賛同する筆者の考えをお伝えしました。
